ビーントゥーバーチョコレート
チョコレートの深淵へ
カカオ豆から作るビーントゥーバーチョコレート
about Pasticceria Firenze
従来チョコレートは、そのカカオ豆の加工に関する設備や労力という面で、大規模工場でしか生産できないものでした。ショコラティエたちは、フランス・ヴァローナ社やベルギー・カレボー社、日本では明治や森永など、いわゆるチョコレートメーカーから製菓用業務用チョコレート(クーベルチュール)を仕入れ、独自にブレンドして商品を作るのが一般的です。
しかし、近年アメリカを中心に「サードウェーブコーヒー」や「クラフトビール」など原料から最後の商品の完成まで作り手がこだわり抜いて一貫して手がけるムーブメントが起こっているなかで、チョコレートも小さな工房で、自分たちで道具を考案し作り上げ、カカオ豆からチョコレートまで一貫製造する「ビーントゥーバーチョコレート」という取り組みをする人々が現れました。
チョコレートカフェクオレでは、2014年と、日本では比較的早い段階からビーントゥーバーに着手し、カカオ豆からチョコレートバーの製造を行っています。
クーベルチュールのチョコレートとは違う、チョコレートの、あるいはカカオの野性味を感じられるよう、カカオ豆と砂糖だけのシンプルな材料だけで作るチョコレートは、生産国によってまるで違う味わいになります。カカオが育ったその土地を思い浮かべながらお召し上がりいただくと面白いと思います。